2026/10/16 09:00

こんにちは。

 愛知県安城市で「犬小屋から神社仏閣まで」をモットーに

 住宅の新築・リフォームを手掛けている、Beansの1級建築士天野です。


今回は、当社ホームページからお問い合わせをいただいた、築14年のお宅でのお話です。

こちらのお宅は、当社が新築した建物ではありません。


ご相談の内容は、**「ユニットバスのコーキングにカビが生えて、

何度掃除してもすぐに黒くなってしまう」**というものでした。


特に床と壁の取り合い部分が気になるようで、お客様ご自身でも

何度かコーキングを打ち直されたそうです。


それでも改善されず、当社へご相談をいただきました。



■ 浴室を確認すると、気になる箇所がいくつも…

早速、現地へ伺い浴室を確認しました。



確かに、床や壁の取り合い部分などのコーキングには黒いカビが見られました。

しかし、私が気になったのはカビだけではありません。


「あれ?この納まりはどうなんだろう?」


浴室内をよく見ると、施工時の仕上げや納まりについて、

気になる部分が何か所もありました。



築14年ですから、経年劣化が出てくるのは当然です。


しかし、年数が経ったことによる傷みと、施工時の問題と

思われる部分は、分けて考える必要があります。


■ キッチンでは、さらに気になる問題が…

浴室以外も確認してみると、キッチンのキャビネット下で気になる状態が見つかりました。



給水・給湯配管の接続部分から水が漏れた形跡があり、床にまで水が回っていたようです。


お客様のお話では、キッチンの水栓金具は何年か前に交換されたとのこと。


ところが、キャビネット内部の化粧ベニヤは湿気を含んで剥がれ、

下地の木材にも腐食が見られました。



「これは、表面だけを直せば済む問題ではないな…」


水漏れは、見えるところだけが傷むわけではありません。


少しずつ水が回ることで、キャビネットの内部や床の下地まで

傷めてしまうことがあります。


過去の水栓交換時に、どこまで確認・修理されていたのかは分かりませんが、

今回の状態を見る限り、十分な補修が行われていなかった可能性も感じました。


■ 有名メーカーの商品でも、施工が大切

今回のお宅では、一般的によく使われているメーカーの住宅設備が採用されていました。


だからこそ、現場を確認して少し驚きました。


もちろん、実際にどのような経緯で施工されたのか、

すべてを把握しているわけではありません。


ただ、改めて感じたことがあります。


「どんなに良い商品を使っても、施工が適切でなければ、

その性能や耐久性を十分に生かせない」


住宅設備は、商品を取り付ければ終わりではありません。


配管の接続、下地の処理、防水、コーキングなど、

完成後には見えなくなる部分こそ重要です。


■ 今回はお見積もりを提出し、お返事待ちです

今回のご相談については、ユニットバスのコーキング補修と、

キッチンの水漏れ・傷んだ部分の修理についてお見積もりを提出しました。


現在は、お客様からのお返事をお待ちしているところです。


そして今回の現場は、私自身にとっても大切な教訓となりました。


他社の施工を見て気になる点があったからこそ、私たちも

改めて自分たちの仕事を見直す必要があると感じました。


「自分の家だったら、この施工で納得できるだろうか?」


これは、私が家づくりやリフォームをするうえで大切にしたい考え方です。


工事が終わったときにきれいなのは当たり前。


5年後、10年後、そして20年後も安心して暮らしていただけるように、

見えない部分にも責任を持つ。


今回のご相談で、その大切さを改めて実感しました。


株式会社Beansでは、新築・リフォームはもちろん、

他社で建てられたお宅の修理やメンテナンスも承っております。


「こんな小さなことでも相談していいのかな?」


そんなお困りごとでも、まずはお気軽にご相談ください。


愛知県安城市・西三河を中心に、住まいのお困りごとに対応しています。



                                                          


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