2026/10/19 09:00
こんにちは。
愛知県安城市で「犬小屋から神社仏閣まで」をモットーに
住宅の新築・リフォームを手掛けている、Beansの1級建築士天野です。
今回は、いつもの住宅リフォームとは少し違った工事をご紹介します。
地元の白山神社で、長年使用してきた大幟(おおのぼり)の竿を、
杉の木からステンレス製のポールへ変更する工事を行いました。
長年、地域のお祭りを見守ってきた大幟
白山神社では、秋の例大祭になると境内の入口に大きな幟旗が掲げられます。
その幟竿の高さは、なんと約25m!
長い杉の木を使用した立派な幟竿で、境内の入口に堂々と立つ姿は、
地域のお祭りを象徴する光景でした。
これまで使用してきた杉の竿は18年間使われてきたもので、
それ以前からも杉の木が使われていました。
しかし、この大きな幟竿には、長年の悩みがありました。
25mの幟竿を建てたり倒したりする大変さ
お祭りのたびに、この長い杉の竿を建てたり倒したりする作業が必要でした。
実際に携わったことのある方なら分かると思いますが、
25mもの長い木を扱うのは、想像以上に大変な作業です。
大勢の方々に協力していただきながら、慎重に作業を進めなければなりません。
もちろん、危険も伴います。
私自身も38年間この作業に関わってきましたが、年齢を重ねるにつれて、
体力的な負担や危険性を以前にも増して感じるようになりました。
「何とか、もっと安全で楽に作業できる方法はないものか……」
実は、何年も前から宮司さんや神社総代さん達に改善をお願いしてきたことでした。
伝統を守るためにも、安全な方法へ
昔から続く地域のお祭りや伝統は、これからも大切に守っていきたいものです。
しかし、そのためにお手伝いしてくださる「今村白山登山講」の皆さんが危険な思いをしたり、
大きな負担を抱えたりすることは、できる限り避けたいと考えていました。
そこで今回、長年使用してきた杉の竿をやめ、
高さ15mのステンレス製ポールへ変更することになりました。
従来より高さは低くなりますが、これから先のことを考えた大きな改善です。
まずは古い基礎の解体から
これまでの杉の幟竿を支えていたのは、地中に約1.5m埋め込まれたケヤキ製の支持台でした。
長年、大きな杉の竿を支えてきたものです。
今回の工事では、この古い支持台設置の基礎を撤去するところから始まりました。
新しいステンレスポールを支えるため、地面を約2.3mの深さまで掘削。
普段は目にすることのない地中部分ですが、高いポールを支えるためには、
こうした基礎工事が非常に重要になります。
次回は、実際の工事写真とともに、解体から鉄筋工事、
コンクリート基礎の完成までをご紹介します。
地域の伝統を、これからも安全に受け継いでいくために。
工務店として、こうした地域のお役に立てる仕事に携われることを嬉しく思います。
株式会社Beans(ビーンズ)
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