2026/10/28 09:00
こんにちは。
愛知県安城市で「犬小屋から神社仏閣まで」をモットーに
住宅の新築・リフォームを手掛けている、Beansの1級建築士天野です。
前回に引き続き、喫茶店の移転に伴うリニューアル工事をご紹介します。
今回の工事では、以前のお店で使われていた食器棚や厨房設備を、
できる限りそのまま利用したいという店主様のご希望がありました。
しかし、移転先は以前のお店とは広さも形も違います。
限られたスペースの中で、これまでの使い勝手をできるだけ変えないよう、
いろいろと工夫が必要でした。
■ 高さの違う食器棚をそろえるための架台製作
以前のお店で使われていた食器棚や収納棚は、それぞれ高さが違っていました。
そこで、設置したときに上部の高さがそろうよう、
それぞれの家具に合わせて高さの異なる架台を製作しました。
家具の寸法を確認しながら、一つひとつ高さを調整していきました。
完成してしまえば家具の下に隠れてしまう部分ですが、
こうした下準備も大切な仕事です。
■ ナラ材の一枚板でカウンターを製作
カウンターは、以前のお店と同じ天板幅を確保し
、7人が座れるよう新しく製作しました。
天板には、ナラ材の集成材を使用しています。
長い一枚板なので、とにかく重量がありました。
搬入や設置にも気を使いましたが、しっかりとしたカウンターに仕上がりました。
以前と同じように、店主様にもお客様にも使い慣れた
感覚で過ごしていただければと思います。
■ 客席は以前と同じようにカーペット仕上げ
客席側の床は、以前のお店と同じように、
靴を脱いで上がるカーペット仕上げとしました。
最近の店舗では土足の床仕上げも多いですが、
今回はこれまでのお店のスタイルを引き継いでいます。
新しくする部分と、これまでの良さを残す部分。
その両方を考えながら工事を進めました。
■ トイレも新しく改修
トイレも今回の工事に合わせて改修しました。
以前のトイレはかなり傷んでいたため、
新しい便器に取り替え、内装もきれいに仕上げました。
店舗では、客席や厨房だけでなく、トイレの清潔感も大切ですね。
■ お客様の使い慣れた形を大切に
今回の工事では、移転先のスペースに合わせて
何度も寸法を確認し、配置を検討しました。
どうしても納まらず、再利用をあきらめていただいた家具もありました。
それでも、できる限り以前のお店の使い勝手を残せるよう工夫しました。
新しくすることだけがリフォームではなく、
これまで大切に使われてきたものを生かすことも、
リフォームの大切な役割だと思います。
次回は、いよいよ完成した店舗の様子をご紹介します。
以前のお店の雰囲気が、新しい場所でどのように引き継がれたのか、
ご覧いただければと思います。
株式会社Beans(ビーンズ)
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